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畳表(ござ)は、いろいろな種類があり、質がいいものと悪いものがあります。

ここでは、いい畳表と悪い畳表の見分け方を紹介していきます。

1、価格で見分ける

まず、畳替えの価格で畳表(ござ)の良し悪しを見分ける方法を紹介します。

畳の価格は、作業内容や畳屋によって違いがあります。

しかし、どんな作業を注文したり、お店を選んだとしても、最低価格があることには変わりはありません。

価格が低いということは、当然、それにかかっているコストも低くなります。

少し遠まわしな言い方になってしまいましたが、畳替えを注文する際に、
一番安いものを頼めば一番品質の悪い畳を注文したということになります。

逆に、価格が高くなれば、それに比例して畳の質も高くなっていくということです。

畳の値段の違いで説明しましたが、畳替えをする際に、
価格を決める一番大事な要素は畳表の値段なんです。

なので、一般家庭のお客様にはあまり安い製品はおすすめしていません。

しかし、回転率のいいマンションなどでは、人の入れ替わりが激しいので、値段が高く長持ちする製品よりも価格が低い製品のほうが適切だといえます。

2、たて糸で見分ける

2つ目に紹介するのは、畳表(ござ)のたて糸で見分けるという方法です。


たて糸というのは、畳表の中に入っている糸のことです。
実は、たて糸にはいくつかの種類があり、その糸の種類によって簡単に畳表の品質を見分けることが出来るんです。

下に、5種類の写真を用意しましたが、よく見るとそれぞれの糸に違いがあることに気がつくと思います。

ここからは、わかりやすいように写真を使って説明していきます。
下にいくほど畳表の質と値段が高くなっていきます。
この写真は、綿の糸を使った畳表(ござ)を撮影したものです。

このようなたて糸を使用している場合は、畳表が薄く、あまり長持ちしません。

5種類の糸の中で価格は一番安いのですが、品質的にはよくないものが多いです。

マンション等、人の入れ替わりが激しいところのにはおすすめです。
この写真の畳表には、上の写真と同じように綿のたて糸が使われていますが、よく見ると糸の数が多いことに気がつくはずです。
我々はこういった、たて糸を使用している畳表のことを
綿ダブルと呼んでいます。

たて糸の種類が変われば、一枚の畳表に入れることができるいぐさの量に違いが出ます。このようにたて糸の種類によって畳の厚みや強度、質を見分けることができます。

このようなたて糸を使用している畳表は、品質が良いものが比較的多いです。
写真のような種類の畳表は、そこまで価格も高くないので、一般家庭のお客様にもおすすめです。
ここからは、たて糸の種類が大きく変わってきます。

上の2つは、たて糸に綿を使用していましたが、ここからは、
麻の糸になります。
麻の糸は綿の糸より丈夫に出来ていて、いぐさを織り込むことができる量も増えてきます。

麻のたて糸を使用している場合、畳表の質がよく長持ちするものが多いのですが、綿のたて糸を使用している畳表に比べて値段が高くなってしまいます。

この畳表には、綿の糸と麻の糸を使用しています。

麻の糸のみの場合と比べると、いぐさを織り込むことができる量が多いため、さらに品質や値段が高くなります。
この写真の畳表には、一つの目(一つの区切り)に麻の糸が4本入っています。

このようなたて糸は、高級な畳表を作る場合に使用されることが多いです。
畳表の厚みは、これまで紹介してきた畳表に比べると一番厚く、品質もいいです。
しかし、値段がすごく高いので、お茶室や本当にいい畳表を付けたいという方以外には、そこまで強くおすすめできません。

こういう種類の畳表の中には信じられいほど高いものもあります。
以上の5種類のたて糸を比べることで畳表の質を見分けることができます。

この方法が1番簡単で確実に畳表の品質を見分けることができます。


一般家庭のお客様におすすめしたいのは2番目に紹介している綿の糸がたくさん入っている畳表や3、4番目に紹介している麻の糸が入った畳表です。

このあたりの製品であれば、畳表の品質と値段のバランスがとれています。

もし、畳替えをご希望の場合には、直接、畳表の現物や値段をご確認のうえ注文されたほうが安心できます。

畳替えをお考えの方はぜひ、このページに書いてある見分け方をご活用ください。

3、畳表の端の部分で見分ける

最後に紹介するのは、畳表(ござ)の端の部分で見分ける方法です。

この方法で見分けるのはちょっと難しいです。
しかし、役に立つことがあるかもしれないので紹介しておきます。

下に2枚の写真を掲載しています。

上の写真はいい畳表の端の部分を写したものです。

逆に、下の写真はあまり質がよくないものを写しています。

こちらも分かり易いように写真を使いながら説明していきます。
この写真は、いい畳表の端の部分を撮影したものです。

畳を作る際にこの部分は切り落としてしまうので一般の方は、なかなか見る機会がないと思いますが、直接畳屋さんに行ったり、注文の際に畳表の現物を持ってきてもらうことで見ることができます。

この部分で注目するポイントは、端の部分の長さと色合いです。

まずは、端の部分の長さについて説明します。
いろいろな畳表をよく見てみると端が長いものと短いものがあります。

畳表の端が長いとよく成長したいぐさを使ってあるということになるので品質がいいといえます。
逆に端の部分が短ければ、成長しきっていないものを使っているということになるのであまり品質がいいとはいえません。

色合いに関していえば、上の写真のように赤みがかった部分が少ない畳表は品質がいいと判断することができます。

こちらの写真は、あまり品質がよくないものを撮影したものです。

上の写真と比べると端の部分が短く、色合いもあまりいいとはいえません。

この写真の端の部分を注意深く見てみると丸い小さな粒のようなものがみえませんか?
これは、いぐさの花なんです。

品質がいいものには、ほとんど、いぐさの花がついていることはないのですが、品質が落ちると写真のようにいぐさの花がたくさん付いていますので、こういう点からも畳表の品質を見分けることができます。
このページに記載した3つの見分け方を活用すれば、畳のことをよく知らない方でもほぼ畳表の品質を見分けることができると思います。


もし、分かりにくい点や疑問があれば、お見積もり、ご相談からお問い合わせください。


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