いぐさや畳には、いろいろな機能があります。
ここでは、その機能について説明していきます。
下の方には、畳のミニ知識という項目も用意していますのでよかったらご覧になって下さい。
・大気汚染の原因となっている二酸化窒素やシックハウス病の原因とされるホルムアルデヒド等を吸着する機能を持っています。
・いぐさの断面は、スポンジのようになっており、その中に空気がたくさん含まれていますので、羽布団のように適度な湿度を保ちます。
・いぐさ畳表+ワラ床の6畳間では、約3Lの吸湿能力があるといわれており、乾燥してくると水分を放出してくれるので、自然の湿度調整機といえます。
・畳は弾力性に優れ、発育期の子供のバランス感覚を養うのに効果的だといわれています。
・畳表の匂いは、いぐさ本来が持っている「干し草の香り」泥染めの時に使う「染土」がブレンドされたものであり、この香りが嗅覚的にも優しいといわれています。
・タイヤを使った実験では、床表面に柔らかい素材を使うほど、衝撃音吸収されることが分かっており、床に畳を敷くことで音が軽減されます。
畳のミニ知識
新しい畳表に替えた時には、土が付いていることがあります。
これは不良品ではなく、染土というものですが、とても大切な役割を果たしています。
いぐさを乾燥するときに表面を覆い、水分が均一に抜けるようにしたり、畳表を織るときにいぐさが滑らないようにする役割があります。
また葉緑素の酸化を防いでいぐさの色を青く、新鮮に保つ働き、さらに畳特有の香りも泥染めしないと出来ません。
熊本県の畳表には、良質の天然染土が使用されており、安全です。
なお、この染土は、敷き込み時に畳屋が乾拭きしましすし、ご要望があればブラッシング加工で最初から染土を落とす場合もあります。
ダニは畳が好きなのではなく、温度と湿度が適度なところには、どこにでも発生します。
ダニ対策のポイントは、生息環境をつくらないことです。
簡単な対策は、換気をすることです。
エアコンのドライをかける方法も効果的です。
また、ダニはホコリも大好きなので、こまめな掃除も忘れないでください。