みなさんは、当店の
料金表一覧をご覧になってどう思われましたか?
「思っていたよりも安い」と思われた方もいれば
「ちょっと高いなぁ」と思われた方もいるかと思います。
中には、
「どのくらいの値段の畳を頼んだらいいんだろう?」と考えた方もいるのではないでしょうか?
畳表の見分け方等でも畳の料金について少し触れていますが、このページではもう少し詳しく
畳の料金の選び方について説明していきたいと思います。
みなさんが、そろそろ畳替えをやろうかと考えた際に、一番最初に気になるのは
「畳を替えるのにどれくらいのお金がかかるのか?」ということではないでしょうか?
実際にお問い合わせをされるほとんどの方が、まずは料金を質問されてから実際に注文するか検討されています。
これは、どんな仕事にもいえることだと思いますし、ほとんどの方が畳に関する専門的な知識を持っていないので、当然のことだと思います。
そこで、まずは失敗しない料金の選び方について解説します。
畳を替える際に誰もが
「できるだけ安く済ませたい」と考えますよね?
確かに安い値段で済ませることができたほうがいいのですが、我々、専門家の立場からするとお客様には、畳の料金に関しては、少し冷静になって考えていただきたいのです。
畳の値段の違いでも説明していますが、
畳替えの値段を決める一番大きな要素は、畳表(ござ)の値段です。
「なんで、そこまで畳表にこだわるの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、どんな畳表をお客様にご提供するかで、その仕事の良し悪しが決まるといっても過言ではありません。
じゃあ、安い畳表と高い畳表は、何が違うのかというと、まず一つ目に
耐久性の違いを挙げることができます。
簡単に説明すると、安い畳表は、高いものに比べて使用しているいぐさの量が少なく、厚みがないんです。
そうなると、畳表がの表面が、はがれやすくなり、あまり長持ちしません。
二つ目は、
色合いの違いです。
こちらも、安い畳表は、高いものに比べて、良くない点が多く、安いものは、良いいぐさを使用していないので、最初から色が悪く、畳表の焼け方も値段が高いものに比べると劣ります。
上の二点から分かるように、安い畳の品質は、あまりいいとは言えませんので、もし、みなさんが安い畳の注文をお考えの場合は、品質の面などをよく考えた上で注文されることをおすすめします。
ここまでの解説を読んでくださった方の中に
「安い畳は、全部品質がよくないの?中には安くていいものもあるんじゃないの?」と思われた方がいらっしゃるかもしれません。
はっきり言うと、安い畳はほとんどが安物の畳表を使っていて、私の知る限りでは、良質な畳表を使用し、低価格で畳替えのサービスを提供しているお店はありません。
安い畳が悪い訳ではなく、だいたいの畳屋は、安い畳表は借家やマンション等の人の出入りが激しい所に使い、良質なものは、一般家庭のお客様におすすめするという風に
状況に応じて畳表を使い分けているということを覚えておくとこれから畳を替える際に役に立つはずです。
「安い畳の特徴は分かったけど、注文するときの適正料金はどれくらいなの?」と多くの方が思われたのではないでしょうか。
どのくらいの値段が一番いいのかというのは、はっきりいって決められません。
なぜかというと、それぞれの県や地域によって、畳屋がお客様におすすめしている価格に違いがあるからなんです。
例えば、当店は熊本県で畳屋を経営していてお客様からお問い合わせがあった場合におすすめしている価格と京都府などの別の県の畳屋さんがおすすめしている価格には、違いがあります。
このように、お店や地域によって、料金がバラバラなために明確な適正料金を提示するのは、難しいんです。
(当店では、お客様の注文される料金の傾向や需要を考慮した上で新畳の場合、8500円〜9500円、表替えでは、4200円〜5500円の料金の畳をおすすめしています)
今は、インターネット上にホームページを作成している畳屋さんも多いですし、タウンページなどを使って何軒かに電話で問い合わせて
「おすすめの料金はどのくらいですか?」という風に聞いていけば、だいたいの目安は、分かるので、
畳を替える際には複数の畳屋さんにお問い合わせをしてから注文するという方法が確実です。