ここでは、
新畳をどのようにして作っているのかを紹介しています。
主な材料は、
畳表(ござ)、畳床、ヘリを使用しています。
まずは、測ってきた部屋の寸法にあわせて畳表(ござ)を切ります。
畳は一枚一枚、大きさが微妙に違うので、畳を敷く場所や畳表の大きさをしっかり確認しながら作業を進めます。
畳表を切り終わったら、畳のたて糸のところにボンドをつけます。(畳表のたて糸については、畳表の見分け方で説明しています)
次は、畳床を寸法にあわせて切ります。
畳床を切る場合は、畳表を切る時と比べて細かく見なければいけません。
畳の寸法は、1分(約3mm)ずれただけで仕上がりの良し悪しに影響するので畳床を切る作業を適当にやってしまうと後々、大変なことになりますのでしっかり確認しながら作業を進めます。
畳床と畳表を切った後は、畳床の上に畳表をのせ、たるみが出ないように張り付けます。
畳表をしっかり張ったら、カマチという部分を縫います。
カマチというのは畳のヘリが付いていない部分のことで左の写真で縫っているところのことを言います。
畳表を切り終えたら畳床の幅の要らない部分を切り落とし、写真のようにヘリを縫い付けます。
その後は、縫い付けたヘリを起こし返しと呼ばれる部分を縫っていきます。
ヘリを付け終えたら完成です。
畳が完成したら一度、タオルで乾拭きして寸法の確認します。
畳のカマチの部分を縫い終わった後は、畳表の幅を切ります。
この作業も畳床を切る作業と同様に細かい寸法を確認しながら進めていきます。
畳を作るには寸法がとても重要なので、畳表を切った後や畳が完成した後でもよく確認するようにしています。